2014年8月31日日曜日

明日は楽日。

気づけばもう、明日は楽日だ。
今回、いろんな方々に観に来ていただけていて、びっくりしている。
なんだか絶望的なことしか言ってない作品なんだけど、
みんな楽しかったと言ってくれるので嬉しい。

2014年8月27日水曜日

出演者について、その11:山縣太一

山縣太一

やまがたたいちさん。
チェルフィッチュで活躍されています。

危うい魅力を放つ、とてもストイックな役者さんです。
尊敬しています。

今回、まさか出演してくれると思ってなかったので驚きました。
今も彼がどう思って出演しているのか、よく分かりません。
聞くの怖いので公演終了したら聞いてみようと思います。

アキラという役を演じてもらいます。
この役にはモデルがいて、こだわりがかなりあったのですが、
意外とすんなりイメージ通りに演じてくれました。


2014年8月26日火曜日

出演者について、その10:森永理科

森永理科

声優のもりながりかさんです。
月蝕歌劇団で長く活躍されていました。
小柄で細身なので少女のようなシルエットです。

舞台上で踊っている姿や一つ一つの所作がとても華麗で
つい見入ってしまいます。
そうそう、月蝕歌劇団に初めて出演させていただいたとき、
とても分かりやすく丁寧にダンスを教えていただきました。
みんなのお姉さんです。
私たくさんお世話されています。
今現在もお世話されっぱなしでございます。

落ち目の遊女・お染を演じていただきますが、
今までのキャラクターと随分イメージ違う役なので最初少し心配していました。
しかし、いやはや、凄いです。
薹が立った気の強いお染を、貫禄たっぷりに演じているのです。
今回、一番役を作り込んでくれています。
見ないと損です。


2014年8月25日月曜日

出演者について、その9:髙橋優太

髙橋優太

たかはしゆうたさん。
演劇実験室◎万有引力の劇団員さんです。

凄まじいジャンプ力を持っており、
キレキレの動きで舞台上を掻き回してくれます。
見事な身体能力。

猫背と鼻にかかった声が何とも味わい深い、
とても個性的な役者さん。
人望の厚い方で、男性も女性もみんな彼のことを大好きになります。
モテモテの人たらし。

よく酔っ払ってヨダレを垂らしています。
そんな姿が今回、品川心中の金ちゃん役にピッタリだったので
熱烈なオファーをかけました。

結構ハマリ役だと思うのですが、どうでしょう。





2014年8月24日日曜日

出演者について、その8:笹野鈴々音

笹野鈴々音


ささのりりねさんです。
愛称はリリー。
舞台・TVドラマ・映画など幅広く活躍中。
鉄腕アトムと同じ身長138cmの、超ミニマム女優。
体は小さいけれど迫力のある存在感です。

彼女は数少ない中学時代からの演劇仲間。
親友、なんじゃないでしょうか、きっと。
まさか、私が作演出する作品に出演してもらう日が来るだなんて。
とても感慨深いです。

彼女が舞台に現れるだけで、ウキウキします。
これはもう、どう考えても面白い展開になるな、と思わせてくれます。
そういう力強さを感じる女優さんです。
なんて頼りがいがあるんだろう!と思いながら台本執筆したら、
ほぼ全シーンに出演することになってしまいました。

ごめんリリー、楽屋でも舞台上でも大忙し…!



2014年8月23日土曜日

人生迷子

いま大井町にいる。
大井どんたく祭りに一人で来ている。
ありえない人混みの中で感じるえげつない虚しさといったらもう。
小麦色の肌をした少女に瓶のラムネをぶちまけられた。
夏らしくていいと思う。

早足で歩いてたら子供と犬をうっかり蹴り飛ばしそうになった。
苛々しているわけじゃない。ただ焦っている。
小道具に使うつもりだった必要な物が手に入らなかった。

大抵そうだ。本当に欲しい物や必要な物は手に入らない。
何だかそういう人生だ。
でもそれは付けが回ってきただけだから仕方がない。
残りの人生で始末をつけなければいけない。

ああ、人生とか言いだしちゃったから、
たぶんやっぱり今、苛々している。

優しさで出演者のひとたちがたまに覗いてくれるけど、
まあ、ほぼほぼ誰も見ないブログを更新するのもあと一週間でおしまい。

盆踊りの音が止んだから家に帰る。

2014年8月22日金曜日

一期は夢よ ただ狂へ

ラストシーンを書き上げ、稽古した。
暗い作品にはしたくない。
上演時間はおそらく100分ちょい。

まだ本番が始まってもいないのに、この座組ともあと一周間足らずでお別れと思うと、
急に寂しくなりあまり眠れない。

「何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ」
思い出深い、室町時代の歌謡集『閑吟集』の一説。

演劇やってます、というのが昔から恥ずかしくて仕方がなかった。
しかも歳を重ねるにつれて恥ずかしさが増していく。
親にあんなに反対されてたんだから言う通りやめておけば良かった。
OLにでもなれば良かった。
なんでこんな何の足しにもならないことしてるんだろう。
という気持ちがすぐに溢れてくる。

バイトがいつクビになってもおかしくない状態です。
借金のことを考えるのは今はやめます。
腰が爆発寸前です。

もうすぐ小屋入り。

写真は男性キャスト。
左から桑山こたろう・髙橋優太・宮崎晋太郎・山縣太一。
個性的ラインナップ。
ヒゲ濃いめ。


2014年8月21日木曜日

通し稽古

通し稽古。しかしまだ台本完成してない。
今日と明日にかかっている。

未熟な作・演出のわりには、完成度の高い作品になる気がしている。
それは俳優の力がとても大きい。
出演する俳優たちが私を演出家にしてくれているんだと思う。

この公演が成功するのかどうか、一体なにをもって成功とするのか、
本番が終わってみないと分からないけど、
この作品で自分の中の何かが一区切りする感じある。

写真は出演者の髙橋優太さんと桑山こたろう君。
いい顔ー。


2014年8月18日月曜日

出演者について、その7:落合美香

落合美香

おちあいみかさん。
月蝕歌劇団で長く活躍されてました。
エネルギッシュな色気を持った魅力的な方です。
フェロモンが凄いです。
おっぱいも素晴らしいです。
今回の芝居でもゴージャスな谷間をさりげなく披露してくれます。
観に来てください。
なにこの下品な宣伝。

明るくてふわふわした優しい女性なのですが、
ゴリゴリに凶暴な部分もあったりして、
や、や、や、すごい、こんな人には初めて出会った。

よく通る綺麗な声の持ち主で、演技もとても目を引きます。
今回は、元気な遊女・お七を演じてもらいます。



2014年8月17日日曜日

出演者について、その6:安藤真理

安藤真理

あんどうまり姐さんです。
チェルフィッチュで活躍しております。
見た目はとっても素朴で柔らかいのですが、
なかなか尖ったシビアな人です。
口数少ないですがさすが姐さん、存在感があります。
チェルフィッチュで共演したときはあまり気づかなかったけど、
結構、芯のある頑固な女優さんです。
粋ですがたまに面倒くさいです。

和服がとても似合うので江戸時代の人物にしたかったのですが、
キャスティングの都合上、現代のひとに。
しかし、ぴったりな役になりました。

江戸めいた安藤真理は、またいつか。



2014年8月16日土曜日

出演者について、その5:宮崎晋太郎

宮崎 晋太郎

みやざきしんたろうさんです。
みやしんって呼んでます。
遊園地再生事業団や五反田団などに出演してます。

なんだか戦友みたいな関係ですが、
今まで共演したり現場を共にしたことありませんでした。
妙に価値観が合います。なぜだ、同い年だからか。
そして酒好きで美味しい居酒屋に詳しい。
私が禁酒をやめたら、ぐいぐい飲むぞ。

今回はとっても掴み所のなくて難しい、だけどとても重要な役をやってもらいます。


2014年8月11日月曜日

ふがいない

約束が守れなかったり、一度決めたのに貫けなかったり、
ふがいないことばかりしている。
本番まであまり時間がない。
出演者のひとたちがとてもしっかりしていて心強い分、
何だか情けなさも倍増、な夜。

なんだか体力が追いつかない。
精神力の問題かもしれない。
たぶん両方。

2014年8月3日日曜日

出演者にについて、その4:若松真夢

若松 真夢


わかまつまむ と読みます。
月蝕歌劇団や虚飾集団廻天百眼などで活躍中。
美大出身の彼女は今回、広告も担当してくれています。
色白で笑顔がとっても可愛らしい、おっとりとした雰囲気の女の子。
よくフワフワした白い服を身にまとっており何だか天使のように見えます。
稽古場の隅っこにいることの多い、控えめで目立たないタイプですが
舞台に立つととても華があります。
普段は口数が少ないけれど、喋るとすっごい面白い話をしてくれます。
魅力的な人柄。
今回は新米の遊女・美花を演じてくれます。



2014年8月2日土曜日

稽古風景

後ろで携帯見てる二人はダラけているのではありません。台本を読んでいます。最近は稽古中に役者の携帯にセリフを送りつけています。中央の髙橋優太・森永理科は、今回『品川心中』の金ちゃんとお染を。


チェルフィッチュ山縣太一と安藤真理、元月蝕歌劇団・森永理科、万有引力・髙橋優太。異色の組み合わせ。




2014年8月1日金曜日

家電以上に分かり合えない

「共有のできなさ」がものすごい。
こんなにお互い分かり合えないメンバーなかなかないと思う。
悪い意味で言ってるわけじゃないけど、
いい意味で言ってるわけでもない。
外国人同士くらいの距離感がある。
面白く出来るだろうか。
魅力を殺し合うようなことには、どうかなりませんように。