2014年9月8日月曜日

最後に『色は匂へど、』という作品について

「ここには空洞があるだけだ。」

いろんな人間たちが混在している様子が見たかった。
想像し得る範囲を超えることができれば、今よりも世界が鮮明に見える気がする。
それは知らない土地を旅するのに似ている。

「動き回ってください。旅をすること。しばらくのあいだ、よその国に住むこと。けっして旅することをやめないこと。もしはるか遠くまで行くことができないなら、その場合は、自分自身を脱却できる場所により深く入り込んでいくこと。」-スーザン・ソンタグ

自分自身を脱却してしまうと、そこはただの空洞になる。

「迷子迷子、人生迷子!」

帰る場所を失った虚しさと、一切を洗い流した清々しさが同時にやってくる。

悲観しているのか楽観しているのか、よく分からない。

「方舟に乗ることが出来るのは全うな人間だけですと、神様は言った。」

何だか笑いがこみ上げて来る。

思い悩んでいた色々を急に手放す。そういう処世術。

「嘘で作られた世界、だからこそ、よいのだと思う。思います。」

個性的で魅力的な俳優さんたちが作り出す劇世界が、
あんまり素晴らしいと全然泣けるシーンじゃないのに泣きたくなることあるよなあ。

そんな私はいま、とても東京ディズニーランドに行きたい。
いや、シーのがいいかも。
なぜなら酒が飲めるから。


そしたらまた、呑んだ分だけ語りまくる。

2014年9月7日日曜日

『色は匂へど、』引用文献

古典落語『品川心中』
古典落語『目黒のさんま』

旧約聖書『創世記』第6〜9章(ノアの方舟)
新約聖書『ルカによる福音書』第15章(放蕩息子の帰還)
浄土真宗 蓮如『御文』5帖目第16通(白骨)
小田創 著『品川夢幻』
山本周五郎 著『なんの花か薫る』
寺山修司 著『百年の孤独』

2014年9月4日木曜日

閉幕。ご挨拶。

モメラス第一回公演『色は匂へど、』無事終了いたしました。

ご来場いただいたお客様、スタッフの方々、キャストのみんな、そして陰で支えてくださった北品川本通り商店会の皆様、どうもありがとうございました。

フリースペース楽間の最後を飾ることが出来て光栄でした。

明日から、日常生活に戻ります。
浅き夢見じ、酔ひもせず。

モメラス次回公演はきっと来年の夏とか秋。

みなさん、また会う日までお元気で!